ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
スポーツの世界で、特定の試合や大会、シーズンにおいて最も活躍したプレイヤーをMVPと呼びます。
これはMost Valuable Playerの頭文字をとったものであり、日本語で「最優秀選手」という意味ですね。
今回はvaluableに関する単語について調べてみたいと思います。
valuableの意味、語源とは?
辞書を紐解くと、valuableとは形容詞で「価値のある、大切な」という意味のほか名詞(通常は複数形valuablesとして)で「貴重品」という意味を持っています。
その成り立ちは、動詞value「評価する、重視する」と接尾辞-able「できる」の組合せにあります。
「評価できる、重視できる」というイメージから「価値のある、大切な」等といった意味が派生したという訳ですね。
接頭辞in-をつけるとどうなるか?
valubaleに接頭辞in-がついたinvaluableという単語があります。
この単語の意味は何でしょうか?
接頭辞in-ですが、ルーツによって以下2つの意味があります。
1.否定を意味する接頭辞
もともとはラテン語における否定の接頭辞であり、それが英語にも取り入れられました。
in- + visible「見える」= invisible「目に見えない」という例があります。
また発音の関係でir-やil-に変化していることもあります。例えばirregular「不規則な」という語は、ir (in)- + regular「規則的な」から成り立ちます。
2.「中に、内に」という意味の接頭辞
こちらもラテン語に由来しますが、あるものの中や内を意味する接頭辞でもあります。例えば、include「含む」やinject「注入する」という単語に見られます。
なお1と2の区別として接頭辞が無くても単独で使えるかどうか、また2の方は動詞の用法が多いという判断の目安があります。
上の例でinvisibleとirregularは接頭辞の無いvisible、regularでも用いられますが、includeとinjectはin-無しでは用いられません。またinclude、injectはどちらも動詞の単語です(この区別はあくまで目安であり例外もあるのでご注意を)。
これに照らし合わせると、今回のinvaluableは1の否定を意味する接頭辞が使われていると考えられますね。
ではin- + valuable「価値のある、大切な」= 「価値のない、大切でない」という意味かというと実は不正解。
正しくは「計りしれないほど貴重な」という意味であり、valuableよりも上のポジティブな表現だったのです。
その成り立ちは、接頭辞in-「非、不」と動詞value「評価する、重視する」と接尾辞-able「できる」の3つの組合せにあります。
すなわち「評価できない、重視できない」というイメージですが価値が高すぎて「評価できない、重視できない」という意味で用いられたのですね。
なおOnline etymology dictionaryによれば、かつて17世紀頃には「価値のない」という意味でも用いられていたそうで、古くからややこしい単語だったと思われます。
最後に
今回は、invaluableという単語について調べてみました。
否定の接尾辞in-のイメージからネガティブな意味だと判断してしまうと、全く真逆の解釈となってしまいますので要注意ですね。
