ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
私は毎朝、コーヒーを淹れる習慣があります。豆自体は量販店で買うものですが、コーヒーフィルターを使って、じっくりとドリップしていきます。
特に平日の朝は慌ただしくなりがちなので、少し時間を掛けてコーヒーを淹れることは眠気を覚ますだけでなく、気持ちを落ち着けてその日一日の予定などに思いはせるのに有用だと思っています。
今回は、そんな「コーヒー」に関するドイツ語の単語について記事にしたいと思います。
"Kaffee"と"Café"の違いは?
「コーヒー」に関連したドイツ語で、2つの似た単語があります。それが"Kaffee"と"Café"です。
両者の違いを一つずつ整理していきましょう。
1.発音の違いは?
まずは両者の発音を比べてみましょう。
Kaffee:/ˈkafe/
Café :/kaˈfe:/
(参照:en.wiktionary)
それぞれをカナ表記すると、"Kaffee"が[カフェ]で"Café"が[カフェ]といった感じでしょうか。
太字としたところがアクセントのある個所になります。つまり"Kaffee"は[カ]を少し強く、"Café"は逆に[フェ]の部分を強く発音するという違いがあります。
※Wiktionaryによると、"Kaffee"の発音は一般的には/ˈkafe/ [カフェ]ではあるものの、オーストリア等一部地域で/kaˈfe:/ [カフェ]の例もあるようです。
2.意味の違いは?
続いて、両者の意味を比べてみましょう。
Kaffee:コーヒー
Café :カフェ、コーヒーショップ
前者"Kaffee"が飲料としての「コーヒー」を指すのに対し、後者"Café"はお店としての「カフェ」を指すという違いがあります。
また、ドイツ語では名詞の性に注意しましょう。名詞の性によって冠詞や修飾する形容詞の形が異なってくるからです。
"Kaffee"は男性名詞で、定冠詞(1格)の形は"der" [デア]です。
対して"Café"は中性名詞で、定冠詞(1格)の形は"das" [ダス]です。
それぞれ覚える時は、"der Kaffee" / "das Café" のように定冠詞とともに性も漏れなく確認しましょう。
3.ルーツの違いは?
最後に、両者のルーツ(語源)を比べてみましょう。
英語版Wiktionaryによると、両者はどちらもフランス語"Café"から借用した単語だとされています。
ちなみに、フランス語の名詞も性の区別がありますが、"Café"は男性名詞です。
ルーツとなったフランス語では飲み物としての「コーヒー」も、お店の「カフェ」もどちらも"Café"で表すようですが、ドイツ語では異なる形に分けられているというのは面白いですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は「コーヒー」に関するドイツ語、"Kaffee"と"Café"の違いを調べてみました。
ルーツはどちらもフランス語にあるものの、「コーヒー」の意味では"Kaffee"と形を変えているのに対し、「カフェ」の意味では"Café"という形をそのまま借用しているということですね。
両者の違いを明確にして、取り違えないように使いこなしたいですね。