ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
「今日(きょう)」の一日前にあたる日のことは「昨日(きのう)」と言いますね。
そしてご存じの通り英語ではyesterdayと言います。
では、この英単語の前半部yester-とは一体何なのでしょうか? 調べてみました。
yesterdayの用法は?
その前に、yesterdayの用法を確認しておきましょう。
意味は先述の通り「昨日」ですが、その品詞は何でしょうか。
yesterdayは副詞、および名詞として用いることができます。
つまり、I saw him yesterday.「昨日、彼を見かけたよ」のようにも使えるし、yesterday’s news「昨日のニュース」のようにも使えます。
ちなみに、yesterday’s newsは文字通りの意味の他に「いまや過去の話」、「時代遅れのもの」という意味の慣用句でもあります。
yesterdayのyester-とは一体何なのか?
ではタイトルについて調べてみましょう。
yesterdayに対する日本語訳「昨日」を照らし合わせてみれば、yester-「昨」+ day「日」という組み合わせでは無いかと推測できますね。
遡ってみると、今から1000年以上前の古英語期のgeostran dæg(= yester day)に由来するようです。
この古英語geostranは単独で「昨日」という意味を持っていたそうです。つまりyesterdayを厳密に訳せば「昨日の日」という重複表現であるわけですが、dayを付けることで「昨日」ということがよりはっきりと伝わるからそうなったのだと思われます。
ちなみに、他のゲルマン系言語では大抵yester一語に相当する単語で「昨日」を表現しています。
オランダ語 gisteren [ヒステレン]
ドイツ語 gestern [ゲスタン]
デンマーク語 i går [イ・ゴア]
スウェーデン語 i går [イ・ゴー]
デンマーク語とスウェーデン語は全く同じですね。なお、iは両言語の前置詞(英語:in等に相当)です。
yesterは「昨日」それとも「明日」?
更に調べてみると興味深いことにyester-のルーツにおいて、その意味は単に「昨日」だけではなかったのだそうです。
Originally "the other day" (reckoned from "today," either backward or forward),
対訳:元々は「他の日」(「今日」を基準として前でも後ろでも)でした、
(出展:Online etymology dictionary)
過去と未来の両方をカバーする語だったとのことで、例えば古ノルド語(上で挙げたデンマーク語やスウェーデン語等のルーツ)に於いてgærは「明日」と「昨日」の両方で用いられ、ゴート語のgistradagisは「明日」を意味していたのだとか。
なおゴート語gistradagisはgistra-
(yester-) + dagis (day)から成り、英語と同じ構成をしていました。
最後に
今回は、yesterday「昨日」という語のyester-部分について調べてみました。
その歴史を遡ると、過去に限らず未来も包括する単語だったというのは驚きでした。
今後もこうした発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。
