ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
植物において花と葉は、前者が生殖器官として後者は栄養器官として相互に補い合う関係にあるそうです。
ついつい花の方に目が行ってしまいますが、葉もまた大切な器官だというわけですね。
今回は命名において葉がフィーチャーされている植物を2つ紹介したいと思います。
タンポポの名前
1つ目は春の花の代表、タンポポです。
英語dandelion [ダンディライオン]の名前は、タンポポの葉っぱの形に由来しています。
late 14c., a contraction of dent-de-lioun, from Old French dent de lion, literally "lion's tooth" (from its toothed leaves), a translation of Medieval Latin dens leonis.
対訳:14世紀後半、dent-de-liounの短縮形、古フランス語のdent de lion、原義「ライオンの歯」から(のこぎり歯状の葉っぱのため)、中世ラテン語dens leonisの翻訳。
(出展:Online etymology dictionary)
ギザギザとした葉っぱの形からライオンの歯が連想されたという訳ですね。
また遡って中英語の時代(1100~1500年頃)にはhoundes-toothとも言ったそうです。こちらは直訳すると「犬の歯」となり、やはり葉っぱの形から連想されています。
なお、現代英語でhound’s-toothとは「千鳥格子」を意味します。時代が変わって、犬の歯が連想されるものも変わったのですね。
グラジオラスの名前
夏の花であるグラジオラス。和名「唐菖蒲(とうしょうぶ)」のほか、オランダから持ち込まれたことに因んだ「オランダショウブ」という呼び名もあるそうです。
英名gladiolusもまた、その葉っぱの形に由来しています。
c. 1000, from Latin gladiolus "wild iris, sword-lily," literally "small sword," diminutive of gladius "sword"; the plant so called by Pliny in reference to its sword-shaped leaves.
対訳:1000年頃、ラテン語gladiolus「野生の菖蒲、グラジオラス」、原義は「小さな剣」、gladius「剣」の指小形から、その剣状の葉っぱにちなんでプリニウスにより命名された。
(出展:Online etymology dictionary)
その細長く尖った葉っぱの形から剣が連想されたという訳ですね。
ちなみに、引用中にもあるように英語での別名sword-lilyは文字通り「剣の百合」ですね。他の言語でもやはり「剣」と紐づけられた命名が見られます。
チェコ語 mečík = meč「剣」+ -ík「小さな(指小辞)」
フィンランド語 miekkalilja = miekka「剣」+ lilja「百合」
ハンガリー語 kardvirág = kard「剣」+ virág「花」
最後に
今回は、タンポポ(英:dandelion)とグラジオラス(英:gladiolus)の名前について調べてみました。
今度、当該の花を見かけた際にはその葉っぱの形も注目したいですね。
