ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
横隔膜の痙攣によって引き起こされるしゃっくりは、英語でhiccup [ヒカップ]です。
他言語での表現も見てみると以下の通り。
オランダ語 hik [ヒク]
フィンランド語 hikka [ヒッカ]
フランス語 hoquet[オケ]
スペイン語 hipo [イポ]
これらはいずれもしゃっくりによる音を表した言葉、すなわち擬音語ですね。
日本語でも「ひっく」という言葉でしゃっくりを表します。
今回は、しゃっくりを表す英単語に関して興味深い話を2つ紹介したいと思います。
異綴語hiccoughの発音とは?
googleでhiccupと検索すると、その結果は約 22,300,000件出てきます。
一方でhiccoughと検索すると、その結果は約 202,000件。hiccupほどでは無いにせよ、相当の検索結果が得られます。
実はこのhiccoughとは「しゃっくり」の意味であり、hiccupの異綴語(つづり違い)なのです。
Online etymology dictionaryによると、そのルーツは古く1620年代頃より見られるのだそうです。
英語で「咳」のことをcoughと言いますが、しゃっくりと同じように喉から出される事から誤った類推が働いてhiccupの後半部がcoughに置き換えられたのでしょう。
興味深いのは、この異綴語hiccoughの発音です。
辞書によると/ˈhɪ.kəp/。あえてカタカナ表記すれば「ヒカプ」であり、本来のつづりhiccupの音が保たれているのです。
ちなみに「咳」を意味するcoughの発音は/kɔf/でカタカナ表記すれば「コフ」。綴りには影響こそすれ発音は変わらなかったのは、hiccupが擬音語に由来する語だからかもしれませんね。
しゃっくりは、妖精の仕業?
hiccupの異綴語としてhiccoughを紹介しましたが、古くは他の表記もあったようです。
Online etymology dictionaryによれば1570年代にはhickopと綴られ、より古い時代にはhicket、hyckockといった記録も残っているそうです。また現在の綴りhiccupは、1788年に初めて記録されているものが残っているとのこと。
更に遡って古英語の時代(450年~1100年頃)、しゃっくりはælfsogoðaと表現されていました。かつての英語には現代では失われた文字が使われていますが発音は文字通りに読めばよく、ælfsogoðaの発音をあえてカタカナ表記すれば[アエルフソゴサ]となります。
この単語は、ælfとsogoðaの2語から成り立っています。
前者は「妖精(現代英語:elf)」、後者は「しゃっくり、胸やけ」という意味であり、すなわち「妖精のしゃっくり」と訳せます。
まだしゃっくりの原因がはっきりとはしていなかったその昔には妖精が引き起こすものと考えられていたそうで、そのために「妖精」という単語が用いられたのですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、しゃっくりを表す英語について調べてみました。
異綴語hiccoughの変わった発音や古英語時代のælfsogoðaという表現の由来など興味深い話がありました。
今後もこうした発見があれば当ブログにて紹介していきたいと思います。
