ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
現存する種で最も大きいとされる魚はジンベエザメだと言います。その全長は10メートルを超え、体重も20トン以上はあるのだそうです。
海に生息する生き物としては、より大きな個体にクジラがいますが、ご存じの通りクジラは魚ではなく哺乳類です。
現存する種で最も大きい個体はクジラ(シロナガスクジラ)ですが、魚に限ればジンベエザメだというわけですね。
「クジラは魚ではない」と言えば…
その見た目からも魚らしいクジラですが、上述の通り哺乳類です。
「クジラは魚ではない」と言えば、以下の英作文が思い浮かんできます。
A whale is no more a fish than a horse is.
「クジラが魚だというのは、馬が魚だというのと同じだ」
英語で、no more … than ~「~と同じく…では無い」という表現を覚えるために登場しました。いわゆる「クジラ構文」ですね。
明らかに魚ではない馬を引合いに出すことで、クジラが魚でないことを示す表現ですが訳出に苦労した代表例ではないでしょうか。
この構文で厄介なのは、more ・・・ than ~を否定するnoの存在です。
more ・・・ than ~「~より多い」の反意語はless / fewer ・・・ than ~「~より少ない」ですね。では、no more ・・・ than ~のように否定されている場合はどうでしょうか?
否定のために「~より多くない」と考えて、「~より少ない」というように捉えてしまいそうですが、上の訳を見てわかる通りそうではありません。
しっくりくる訳としては「~より多いという事は無い」くらいでしょうか。「多くない」とすると、「少ない」と同義になってしまいます。この場合は「少ない」のではなく同程度であることを伝えているのです。
なお、no more ・・・ than ~の反対でno less … than ~という表現がありますが、その意味はやはり同程度であることを示します。
A whale is no less a mammal than a horse
is.
「クジラは哺乳類である。馬がそうであるように」
チェコ語でクジラは「大きな○○」?
英作文の題材にも取り上げられるくらいの「クジラ≠魚」問題ですが、その見た目はやっぱり魚ですね。
チェコ語ではクジラのことをvelryba [ヴェルリバ]と表現しますが、この単語のルーツは以下の通りだとされています。
Inherited from Proto-Slavic *velьrybъ, a partial calque of Middle High German walvisch, affected by Proto-Slavic *velь (“great”), hence literally “great fish” or “giant fish”.
対訳:中高ドイツ語walvischの一部を翻訳借用したスラヴ祖語*velьrybъから、スラヴ祖語*velь「大きい」の影響を受けており、故に文字通りには「大きな魚」または「巨大な魚」。
(参照:en.wiktionary)
チェコ語でクジラとは、「大きな魚」に由来しているのですね。
ちなみに、ryba「魚」に指小辞-ičkaがついたrybička [リビチカ]は、文字通りには「小さな魚」ですが、チェコ製の小型ナイフ「リビチカ」を指す語でもあります。
リビチカは持ち手部分が魚の形をしており、その見た目からまさに「小さな魚」だと言えます。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はクジラに関して調べてみました。
クジラは哺乳類であり魚ではないわけですが、その見た目は魚のようでありチェコ語velrybaは「大きな魚」に由来するということでした。
今後も興味深い単語があれば、当ブログで紹介していきたいと思います。


