【雑学】「季節」と「調味料」の関係とは?

2026/03/02

英語

t f B! P L

ハロー。Yumaです、

皆様、今日も楽しんで語学してますか?

複数のスパイスやハーブなどを調合したものを「シーズニング」と呼びます。

英語seasoning「調味料」から日本語に入った単語ですが、英語の綴りを見てわかる通り語源はseason + -ingです。

seasonには名詞で「季節、旬」といった意味のほか、動詞では「味付けする、熟成させる、慣れさせる」といった意味もあるのです。

「季節」と「味付けする」がなぜ同じ単語で表せるのでしょうか。今回はseasonについて調べてみたいと思います。


名詞season「季節」の語源とは?

「季節」と「味付けする」という異なる2つの意味の関係性は、seasonの語源を尋ねると見えてきます。

Online etymolofy dictionaryには以下の解説があります。

from Old French seison, seson, saison "season, date; right moment, appropriate time" (Modern French saison), from Latin sationem (nominative satio) "a sowing, planting," noun of action from past-participle stem of serere "to sow".

対訳:古フランス語seisonsesonsaison「季節、日付;適切な瞬間、適切な時間」(現代フランス語saison)から、ラテン語の動詞serere「種をまく」の過去分詞語幹より派生した行為名詞sationem(主格形satio)「種をまくこと、植え付け」に由来。

(出展:Online etymolofy dictionary

そのルーツは本来、「種をまくこと」だったのです。

民衆の口語であった俗ラテン語に於いて、「種をまくこと」はやがて「種をまく時期」へと意味が移り、更には「種をまく時期」=「春」を指すようになったそうです。

これが俗ラテン語から派生したフランス語では、更に意味が拡大して「季節」を表す単語となり、1300年頃に英語に取り入れられたというわけでした。


動詞season「味付けする」の語源とは?

seasonに関して動詞としての用法が英語にもたらされたのは、名詞形よりもしばらく後のことのようです。

late 14c., sesounen, "improve the flavor of by adding spices," from season (n.) and from Old French saisonner "to ripen, season" (Modern French assaisoner), from seison, saison "right moment, appropriate time" on the notion of fruit becoming more palatable as it ripens.

対訳:14世紀後半sesounen、「スパイスを加えて風味を良くする」、名詞形seasonおよび古フランス語saisonner「熟させる、味付けする」(現代フランス語assaisoner)から、seisonsaison「適切な瞬間、適切な時間」から、果物が熟すにつれてより美味しくなるという考えに基づく。

(出展:Online etymolofy dictionary

「種をまくこと」という最初の意味が、「適切な時期、時間」という意味への変化を経て「旬」や「熟させる」という意味へと広がっていったのですね。

また熟すことでより美味しくなるというイメージが、「味付けする」という意味の元になっていたのです。


最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、英語seasonについて調べてみました。

名詞と動詞で一見すると無関係に見える意味も、語源を尋ねるとそのつながりが分かってきますね。

今後も興味深い発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。

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プロフィール

Yuma
様々なヨーロッパの言語を独学し、日々の学習で得た発見や個人的に興味深い語学ネタを発信しています。外国語学習に疲れたとき、息抜きに読んでもらえれば幸いです。

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