ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
牛の乳から調製されるチーズは、製法によってナチュラルチーズかプロセスチーズとに大別されるそうですが、更に細かく見ていくと1,000種類ほどのバリエーションがあるのだそうです。
今回は多種多様なチーズの中から、2つのチーズの名前について調べてみたいと思います。
カッテージチーズの「カッテージ」とは?
カッテージチーズとは生乳から乳脂肪分を除いた脱脂乳を原料として、乳酸菌や酵素で発酵・凝固させて作られるチーズのことを言います。
シンプルな製法のチーズであり、世界最古のチーズの1つともされているそうです。
さて、このチーズの名前である「カッテージ」とは何でしょうか。
聞き馴染みの無い言葉かもしれませんが、英語の綴りを見ればどうでしょう。
cottage cheese
「カッテージ」は英語でcottage、つまり「小屋、コテージ」のことだったのです。
日本語に置き換えるなら、さしずめ「小屋チーズ」と言えます。
それにしてもなぜ「小屋」の名前を冠しているのでしょうか。
由来としては、このチーズがバターの製造後に残った牛乳を原料として、(いなかの)小屋で作られていたという背景があるのだそうです。
また、cottage cheeseという表現は1831年の女性向け月刊誌Godey's Lady's Bookが初出とされています(以上、出典:en.wiktionary)。
他にドイツ語ではHüttenkäse [ヒュッテンケーゼ]と呼ばれているそうです。これは英語のcottage cheeseを自国語に置き換えたもの(いわゆる翻訳借用)であり、前半Hütte(n)が「小屋(の)」であり後半käseが「チーズ」に相当します。
ポーランド語ではserek wiejskiと言い、serekが「チーズ」をwiejskiが「田舎の」を意味します。つまり、「田舎のチーズ」だというわけですね。
リコッタチーズの「リコッタ」とは?
カッテージチーズと見た目がよく似た種類のチーズに、リコッタチーズがあります。
両者は原料や製法で区別されます。
カッテージチーズは脱脂乳を原料としますが、リコッタチーズはホエイ(乳清)を原料とします。また、カッテージチーズが発酵・凝固させて作られるのに対してリコッタチーズはホエイを加熱して作られます。
実は、この製法が「リコッタ」という名前の由来になっています。
リコッタとはイタリア語ricottaであり、これはri-「再び」+cotta「加熱された」(cuocere「加熱する」の過去分詞形)から成る単語です。
リコッタチーズは前述の通りホエイから作られますが、ホエイとはチーズを製造する過程で得られる副産物です。リコッタチーズはこのホエイを再び過熱して得られることから、「再び加熱された」チーズという名になったというわけでした
最後に
いかがでしたでしょうか? 今回は、カッテージチーズとリコッタチーズの名前について調べてみました。
なお日本の法令に於いてリコッタチーズは「チーズ」では無く、厳密には「乳又は乳製品を主原料とする食品」という分類になっているのだそうです。
今後も興味深い発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。


