ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
私は1月はじまりの手帳を使っているのですが、先日ようやく2025年1月~の手帳を購入しました。
次こそは早めに来年分の手帳を用意しておこうと思うのですが、忙しさにかまけて今回も年明け数日たっての購入となりました。
ところで手帳について調べていたところ、「元素手帳」なる代物を発見しました。
手帳としての機能に加え「元素」にまつわる情報やネタが盛り込まれているのだそうです。興味がある方はぜひ調べてみてください。
「酸素」はなぜ酸の素なのか?
元素について、私は長らく気になっていたことがいくつかあります。
なぜ元素の周期表はあのような形式なのか、なぜ水素、ヘリウム、リチウム・・・という順番なのか。
この疑問は調べてみると、きちんとした根拠や論理があっての事なのだと分かりました。
恥ずかしながら厳密にはどんな根拠なのかが理解できていないのですが、とにかく周期表の形式や元素記号の並びは全くのでたらめでは無く、ある根拠に基づいているのだということが分かったというわけです。
その他に気になるのは、「酸素」という名前です。
私たちの生存に不可欠な空気を構成する成分の1つである「酸素」ですが、なぜ酸の素と書くのでしょうか。
「水素」は、水を構成する元素の1つであり、水の素という名称も頷けます。同じ命名法であるのならば、「酸素」は酸の素であるということになります。
英語"oxygen"の語源とは?
「酸素」という名前の由来を、英語"oxygen"の語源を遡って調べてみましょう。
from French oxygène, coined in 1777 by French chemist Antoine-Laurent Lavoisier (1743-1794), from Greek oxys "sharp, acid" + French -gène "something that produces"
対訳:フランス語oxygèneから、1777年にフランスの化学者アントワーヌ・ロラン・ラボアジェ(1743~1794)によって造語された、ギリシャ語oxys「鋭い、酸性の」とフランス語- gène「生みだすもの」の複合語。
(参照:Online etymology dictionary)
ラボアジェは、中学理科で学習した「質量保存の法則」を唱えた人物です。酸素の命名者でもあったのですね。
彼が、「酸性の」という意味のギリシャ語を用いたのには当時の酸素に対する考えがあったようです。
So called because oxygen was then considered essential in the formation of acids (it is now known not to be).
対訳:当時、酸の形成には酸素が不可欠であると考えられていた為このように命名されました(現在ではそうでないことが分かっています)。
(参照:Online etymology dictionary)
私も分かっていなかったのですが、酸性かアルカリ性かというのは水素イオンの濃度が関わっており、水素イオンが多い場合は酸性になるのだそうです。
結果的にこの命名は、ドイツ語"Sauerstoff"("Sauer"「酸」+"Stoff"「素」)や日本語の「酸素」にも受け継がれていったというわけでした。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、「酸素」という名前について調べてみました。
なぜ酸の素なのか? 当時の人々の考えにルーツがあったのですね。
今後も興味深い発見があれば、当ブログで紹介していきたいと思います。