ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
日本で「スーパー」というと、もっぱら英語supermarketの略として使われています。
英語では単にsuperという場合、以下の用法があります。
superの用法
・形容詞(すばらしい、すごい等)
・副詞 (とても、すごく等)
・接頭辞(超~、すごい~等)
・名詞 (米口語でアパート等の管理人を指す)
名詞の用法について補足すると、superintendent「管理人、監督」の省略形です。英語圏では「スーパーマーケット」を省略せずsupermarketと言い切るのが通常です。
superの語源とは?
superという語はそもそも遡ればラテン語のsuperに由来します。
ラテン語では前置詞(~の上に、超えて)や副詞(上へ、さらに)のほか接頭辞としての用法がありました。
接頭辞として使われている例は現代英語でも広くあります(先述のsupermarketもそうですね)。
例)superficial「表面的な」、superfluous「過剰な」、supervise「監督する」等
ちなみにラテン語から英語へと移っていく途中でフランス語を経由した単語では、接頭辞super-がフランス語風にsur-へと変化したうえで英語に取り入れられた例もあります。
例)surcharge「追加料金」、surprise「驚かす」、survive「生き残る」等
これらの接頭辞はsuperと同源だったというわけですね。
superbの-bとは何者か?
superを含む英単語の一つに、superbという単語があります。
その意味は「すばらしく立派な、超一流の」です。最上級的な意味を持つため、文法的には誤りでなくても比較級や最上級として使われることはまずありません(×:more superb等)。
ところで、このsuperbの-bとは何なのでしょうか。
superの用法の1つ、接頭辞としての使用であればsuper- + -bということになりますが、B単体はあくまでアルファベットの1文字です。
「すごいB」ということでしょうか。しかし、アルファベットでのランク付けだと大抵BはあくまでAに次ぐランクです。
ちなみに最上位としてSランクが設定されることもありますが、このSとはspecialの頭文字とのこと。ただし日本でのみ見られるもので海外における最上位はAなのだそうです。
この謎を語源の面から探ってみました。
from Latin superbus "grand, proud, splendid; haughty, vain, insolent," from super "above, over"
対訳:ラテン語superbus「偉大な、誇り高い、見事な;傲慢な、虚栄心の強い、生意気な」から、super「~の上に、超えて」に由来
(出典:Online etymology dictionary)
やはりsuper-がルーツに関わっているようです。なおラテン語では「偉大な、誇り高い」という意味だけでなく「傲慢な」等の反対の意味もあったことが伺えます。
突出しているとうことは一方でよく思われないという見方によるものですね。
The second element perhaps is from PIE root *bheue- "to be."
対訳:2番目の要素は恐らく印欧祖語の語根*bheue-「である」から。
(出典:Online etymology dictionary)
そして、今回の謎である-bとは印欧祖語の語根*bheue-、つまり現代英語のbeであったと思われました。
英語とは違いラテン語では単体で残ることは無かったようで、superbusの他にprobus「善良な」やtrībus「部族」のように接頭辞と組み合わさった例が同源と考えられています。
最後に
今回はsuperbという単語から接頭辞を取った後に残る-bについて調べてみました。
そのルーツは英語beに通じるものであり、つまりsuperbとは「すごい状態」が原義だといえるでしょう。
今後も気になることがあれば当ブログにて紹介していきたいと思います。
