ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
以前、当ブログにてルーマニア語のbărbițăという単語を紹介しました。
原義は「小さなひげ」( barbă「あごひげ」+指小辞-iță)ですが、日常的には「よだれかけ」という意味で使われているというのでした。
※その時の記事は、こちら。
今回はスペイン語における「小さなひげ」について調べてみました。
スペイン語で「小さなひげ」という意味の単語とは?
スペイン語には、「小さなひげ」が原義の以下の単語があります。
barbilla [バルビーリャ]
barba「あごひげ」に指小辞-illaがついた形です。
「あごひげ」という意味の単語はルーマニア語とスペイン語でそっくりですね。これはどちらもラテン語のbarba [バルバ]をルーツとして派生した単語だからです。
他にもラテン語をルーツとする言語において、類似の単語が見つかります。
フランス語 barbe [バルブ]
イタリア語 barba [バルバ]
ポルトガル語 barba [バルバ]
いずれもラテン語の時代からほぼ姿を変えずに用いられているのですね。
スペイン語barbillaの意味とは?
ではスペイン語でbarbillaはどのように用いられているのでしょうか。
原義は先述の通り「小さなひげ」でしたが、日常的には「あご先」(英:chin)という意味で用いられているそうです。
googleでbarbillaを画像検索してみると、人間のあご先の画像を見ることができます。中にはひげを蓄えたあご先の画像もありますが、ひげのない画像もあります。
本来は「ひげ」という意味だったのが、生える位置の「あご先」の方へと意味がシフトしたのですね。
先ほど見た通り「あごひげ」という意味の単語はラテン語に由来する各言語でそっくりでしたが、このように指小辞を付けて「あご先」という意味で日常用いられている例はスペイン語以外にもあるのでしょうか。
調べてみると、ほかにポルトガル語ではスラングでbarbinha(barba + 指小辞-inha)が「あご先」という意味で用いられることがあるとの情報がありました。
またルーマニア語では指小辞ではありませんが、名詞を派生する接尾辞-ieのついたbărbieが「あご先」を意味するのだそうです。
最後に
今回はスペイン語で「小さなひげ」が原義の単語barbillaを調べてみました。元の単語に指小辞がついて意味が変わる例は他にもあるのかもしれませんね。
今後も興味深い発見があれば当ブログで紹介していきたいと思います。
