ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
歴史的に、日本語は数多くの外来語を取り込んできました。
その大部分は英語由来の単語に占められるとは思いますが、もちろんそれだけではなく様々な言語に由来する外来語が日々使われています。
英語で料理人は「コック」ではない?
そこで今回は、表題について考えてみたいと思います。
日本語では料理人のことを「シェフ」とか「コック」とも言うことがありますね。
「シェフ」はフランス語chefから取り入れた単語です。
なおchefは語源的にラテン語のcaput「頭」にルーツがあり、フランスでのchefはリーダーとか料理長という意味で用いられます。
では「コック」は何語に由来するのでしょうか。
英語にcookという語があります。動詞で「料理をする」、名詞で「料理人」という意味の単語です。
ところが「コック」とは英語由来ではありません。
そもそもcookは[クック]という発音であり、「コック」とは読みませんね。
「コック」は、実はオランダ語で「料理人」を意味するkok [コク]に由来するのです。
英語で「コック」とは?
というわけで、英語で料理人の意味で「コック」と言ってもcookのことだとは認識してもらえないでしょう(シチュエーションから推測できるかもしれませんが)。
代わりに、英語cockと受け取られてしまうかもしれません。
cock本来の意味は「雄鶏」です。ほかに「水道の蛇口」という意味もあり、日本語でも「コックをひねる」と言うことがありますね。
「蛇口」の意味の由来は定かではありませんが、その形から雄鶏の姿(頭部)をイメージしたのかもしれません。なお日本語の「蛇口」は、初めて設置された公共の水道栓に施された龍の装飾に由来するのだそうです。
なおcockは現在では男性の陰部を指すスラングとなってしまっているのでcookとの発音間違いはぜひ避けたいところです。代わりとして、rooster「雄鶏」やfaucet「蛇口」という語を使いたいものです。
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ところで日本語では蛇口のことを「カラン」と言うこともあります。
この「カラン」とは一体何なのでしょうか。
実は「カラン」も、コックと同じオランダ語に由来します。
元はオランダ語kraan [クラーン]であり、その意味は「鶴(英語:crane)」
これまた蛇口の形から鶴の姿(頭部)がイメージされたことによる命名です。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は外来語について調べてみました。
最近こそ英語から取り入れられる単語が多くなっているのかもしれませんが、日本語は歴史的に様々な言語から単語を取り入れてきました。
普段何気なく用いている外来語も、ルーツを調べてみると意外な発見がまだまだあるかもしれませんね。
