ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
ネイティブの相槌に、"Exactly!"というのがあります。日本語で言えば「その通り!」とか、「まさに!」という感じで使える表現です。
もとは「正確に、まさに」という意味の副詞であり、"exact"に語尾"-ly"がついてできた派生語です。
"exact"の品詞は?
さて、"exact"という語は多くの方にとって形容詞であると認識されているのではないでしょうか。
また、その意味は「正確な、的確な」が思い浮かぶと思います。
実は"exact"には形容詞以外の用法があるのです。
どんな用法でしょうか。またその場合はどのような意味なのでしょうか?
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正解は動詞で、その意味は「強要する、必要とする」です。
"exact"のルーツとは?
形容詞と動詞とで、一見すると意味がリンクしないように思われるかもしれませんが、ルーツを紐解いてみると、からくりが見えてきます。
そもそも英語"exact"の直接的なルーツは、ラテン語の形容詞"exactus"「正確な、的確な、仕上がりの高い」にあります。
そしてラテン語の"exactus"とは、動詞"exigere"「要求する、必要とする、強制する」の過去分詞形から派生した語なのです。
"exigere"の過去分詞「要求された、必要とされた、強制された」が転じて「正確(であるように要求された)」という意味に至ったというわけです。
Online etymology dictionaryによれば英語史において形容詞の用法は1530年代から、動詞の用法は15世紀半ば(1400年代半ば)からと考えられており、動詞が初めであったことが伺えます。
あまり存在感の無かった"exact"の動詞としての用法が、実はルーツであるラテン語の意味としては「的確」だったというわけですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は、"exact"という語について調べてみました。
Weblioによれば、"exact"という語は高校1年以上の学習レベルの単語で、決して難しい単語ではありませんが、動詞としての用法は知らなかった方も多いのではないでしょうか。
今後も新たな学びがあれば、当ブログで紹介していきたいと思います。