顔のパーツは単数形?それとも複数形?

2021/12/15

英語

t f B! P L

ハロー。Yumaです。

皆様、今日も楽しんで語学してますか?

英語をより正確に使いこなす上で、数の区別が重要である事は言うまでも無いと思います。

例えばある名詞を単数形で用いるか、それとも複数形で用いるかということですね。

今回は、特に顔のパーツに着目して対象の名詞の数をどう表現するかまとめました。


英語で顔のパーツを覚えよう

そもそも今回の記事をまとめるにあたって、我が家の息子に読み聞かせていた1冊の英語の絵本がきっかけになりました。

絵本のタイトルは『Goodnght Goodnight Sleepyhead』で、作:Ruth Krauss / 絵:Jane Dyerによるボードブックです。

ファンタジー風の柔らかな絵で、物語の中で子供が寝る前にいろいろな顔や体のパーツ、家具などに"Goodnight"「おやすみ」を言っていくというストーリーです。

絵本を読み聞かせながら子供と一緒に顔や体のパーツ、家具を指さしてみると、英語を覚えてくれるのでは無いかと期待しています。

ちなみにタイトルの"Sleepyhead"という単語は聞いたことが無かったのですが、「眠りたがり、お寝坊さん」と言った意味で、子どもに呼び掛ける時に使われるようです。

絵本の中で登場する体のパーツは、以下の通りです。

 Eyesnosefingerstoeslipshair

この内、"Eyes"、"fingers"、"toes"、"lips"が複数形で"nose"と"hair"は単数形です。

日本語に訳してしまうと単数と複数の区別が見えなくなってしまうこれら単語ですが、どのように単数と複数形が分けて使われているのでしょうか。

今回は顔のパーツを中心に以下にまとめてみました。


単数でも複数でも使う、"eyes" / "(ears)"

まず、"eye(s)"「目」は単数でも複数形でも一般に用いられます。

単数形ならば「片目」であり、複数形ならば「両目」ですね。

絵本の中では複数形で使われているので、今回の場合「両目」がより正確な訳になるでしょう。

ちなみに本には触れられませんが、"ear(s)"「耳」もまた単数でも複数形でも用いられます。

やはり単数では「片耳」、複数形では「両耳」とすれば英語の意図がより正確に分かると思います。

日本語では特に意識しない限りは「目」「耳」のみで表現されますが、英語で使う場合は数を意識して用いるようにしたいですね。


単数形で使う、"nose" / "(mouth)"

続いて"nose"「鼻」は絵本の中では単数形ですが、これは顔のパーツとしては1つだからですね。

絵本には登場しませんが、同じくパーツとしては1つの"mouth"「口」も単数形で用いることになります。


数に注意したい、"lips" / "hair"

最後に取り上げる"lips"と"hair"は、数を判断する上で注意したい表現です。

"lips"は"lip"「唇」の複数形です。

いわゆる上唇と下唇とがありますが特に区別したい場合、英語では"the upper lip"「上唇」と"the lower (under) lip"「下唇」のように表現することができます。

この"lip"を絵本のように複数形"lips"とすると、「口」を意味する用法があるようです。

絵本には「口」を指す"mouth"は登場しませんが、その代わりに"lips"が用いられているのかもしれません。

また、"hair"「髪」も単数形とするか複数形とするかで判断に困る単語では無いでしょうか。

"hair"なのか複数形"hairs"なのかについては、「髪」をどう捉えるかで異なってきます。

11本の本数としてでは無く、ひとまとまりとして頭髪全体を言う場合は不可算名詞の"hair"を用います。

この場合、複数形"hairs"とすることはできません。日本語でも「髪(の量)が多い」と表現されるように、"much hair"のように言う事で髪の「数」では無く「ボリューム」で多さを伝えることになります。

一方で1本の髪の毛を言う場合は、可算名詞で"a hair"になります。この場合は複数形"hairs"とすることも可能です。

日本語でも一般的に「髪」というより「髪の毛」と言った方が、1本の毛のイメージがわくと思いますが、英語では可算名詞か不可算名詞かで両者が区別されます。

絵本の"hair"は、不可算名詞で「髪」全体を指していると言えます。


最後に

いかがでしたでしょうか。今回は顔のパーツを表す英語を見ていて感じた、単数形と複数形の区別についてまとめました。

日本語では意識されない項目なので、こうした絵本を活用しながら単語のイメージを固めていくことができればと思います。

今後も子供には英語を読み聞かせながら、自分自身の英語学習にも役立てていければと思います。

子供向け教材からは大人も十分に学べることがありますね。

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プロフィール

Yuma
様々なヨーロッパの言語を独学し、日々の学習で得た発見や個人的に興味深い語学ネタを発信しています。外国語学習に疲れたとき、息抜きに読んでもらえれば幸いです。

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