ハロー。Yumaです。
皆様、今日も楽しんで語学してますか?
我が家では子供向け英語教材の情報を妻がいろいろと仕入れてきて、息子と一緒にサンプルDVDを楽しんだりイングリッシュクラスに出かけたりしています。
私の方は公立の図書館に行って海外の絵本をいろいろ借りてきています。
せっかくなら英語以外の言語にも触れてもらおうと思い、また私自身もいろいろな言語に触れる楽しみのために中国語や韓国語、ドイツ語やフランス語などの絵本をこれまで借りてきました。
改めて思ったのは図書館における外国の絵本の充実ぶりです。
住民サービスとして提供されているのですから、利用しない手はありませんね。
ドイツ語で歌える本
先日、図書館で『Sing mal!
Lieder rund ums Jahr』という本を借りてきました。
そのタイトルは、日本語に訳せば「歌おう!一年を巡る歌」のような感じでしょうか。
タイトルの通り、四季ごとにドイツ語圏の歌が可愛らしいイラストとともに収録されています。
この本のすごいところは、実際にメロディを聞くことができる点です。
各ページにはボタンがついており、それを押すとメロディが流れ出します。
歌詞も載っているので、それを頼りに歌ってみよう!というわけです。
ただ流れるのはメロディだけなので、実際に歌を聞きたいと思ったらYoutube等でその歌を検索してみましょう。
ボタンを押すとメロディが流れるというギミックは子どもの興味を引きます。
歌を通してドイツ語を知ることができるので、おすすめです。
歌で考えるドイツ語文法
ところでドイツ語には性や数、格を区別する名詞や、法や人称、時制で形を変える動詞といった文法規則があります。
息子にはメロディを聞いてもらう一方、私は歌詞のドイツ語について考えていました。
というのも"Im Märzen
der Bauer"「3月に農夫は」という歌の一節で、気になる点があったからです。
歌の1番の中で以下の歌詞が現れます。
Er ackert, er egget「彼は耕す、鋤で耕す」
Er pflüget er sät 「彼は耕す、種をまく」
主語er「彼は」が歌のタイトル"der Bauer"「農夫」のことで、続く動詞は直接法現在時制の三人称単数形の活用です。
例えば"Er ackert"の動詞部分は、不定形"ackern"が活用により変化した形となります。
活用自体は初歩的な文法規則です。ドイツ語では直接法現在時制の三人称単数形は、不定形語尾"-en"もしくは"-n"を"-t"に変化させます。
ただ発音の都合上、直後に"-t"を置けないことがあります。その場合は"-et"のように母音"e"の助けを借ります。
例)不定形arbeiten「働く」–
er arbeitet ※er arbeittは誤り。
本来の活用は"Er pflügt"ですが・・・
以上を踏まえてもう少し先ほどの歌詞を見てみましょう。
"Er
pflüget"は不定形"pflügen"の三人称単数形と言えますが、なんだか違和感があります。
というのも"pflügen"の三人称単数形は"pflügt"であり、歌詞のように"pflüget"とはなりません。なぜなら"pflügt"という語形で問題が無いからです。
動詞の活用が直接法ではなく接続法だったとしたら、また現在時制ではなく過去時制だったとしたら・・・他の場合を考えてみても不定形"pflügen"が三人称単数形のとき"pflüget"となることはあり得ないのです。
一体なぜなのでしょうか?
文法にとらわれすぎてはいけない
もしかしたら"Er pflüget"が、文法的に正しくなるような特別な場合があるのではないか。
いろいろ考え、また調べてみましたが何も情報は得られませんでした。
途方に暮れてもう一度メロディを聞いてみたところ、ようやく気が付きました。
それは言葉と音の拍の関係です。
"Er
pflüget"を便宜上カナ表記すると、「エア・プフリュー・ゲト」となります。
またカナ表記を「・」で区切りましたが、これは歌の拍に対応しており、この部分は3拍で歌うようになっているのです。
つまり、本来の活用形"Er pflügt"としてしまうと「エア・プフリュークト」となり、母音の数が3拍に対して1つ足りなくなります。
そこで3拍で歌うために、この場合は母音"e"を挿入して"Er pflüget"としたというわけです。
私は文法面でばかり注目してメロディを途中から無視してしまっていたので、混乱してしまっていたわけです。
ということで、歌の場合には拍に合わせるため本来の文法規則から外れる場合があるということを注意しなければいけませんね。
【おすすめ】自然に楽しく外国語に触れるなら?
文法的な注意があるとはいえ、それでもやっぱり外国語に楽しく自然に触れられるのが絵本の良さだと思います。
私は図書館で面白そうな絵本を探しては借りてきていますが、手間も掛かりますし何よりどんな絵本が良いか分からない…という声もあるかもしれません。
そこでおすすめなのがBaby English Laboで始める英語絵本の読み聞かせです。
Baby English Laboは、6か月にわたり毎月1回、英語絵本や歌の収録されたCDを届けてくれるサービスです。
絵本は世界中の子供たちに愛読されているものが厳選されています。こちらでいろいろ探す手間を省いてくれるのはありがいですね。
CD音源はプレーヤーがなくとも購入者であればスマートホンから聴くことができる会員ページも用意されています。
また併せて届くガイドブックには絵本の和訳、英語圏の文化や子育てに関する記事をはじめ絵本を子供に楽しんでもらうためのヒントが盛り込まれています。
Baby English Laboには、英語に対するハードルを下げる以下のポイントがあります。
・こちらが選ばずとも厳選された人気の絵本が届く→時間や手間の軽減
・絵本をツールにすることで自然と英語に触れられる→精神的負担の軽減
・課題や提出物は無いため無理せず、好きな時間・場所で楽しめる→精神的負担の軽減
・絵本は全6回(6か月)で完結。金額も24,000円(税別)だけ→経済的負担の軽減
英語と楽しく付き合える最初のツールとしては有用だと思います。
何事も義務的だったり成果を求められるとプレッシャーになりますからね。
厳選された絵本をきちんとしたところから得たい、という方は試してみて損はないでしょう。
お申し込みは以下のリンクから可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回はドイツ語の歌を例に考えてみました。
歌を聴くことは外国語に触れる手段の一つとして有効であることは間違いないとはいえ、今回の例で考えると文法面で注意する必要がありそうです。
語学にはいろいろな媒体に触れながら、じっくりと取り組んでいくのがいいかもしれませんね。